上野村

STORYNo.009

食品開発がしたくて上野村へ。仕事が楽しくて、幸せ!

「食品開発に携わりたい」という思いから、上野村に飛び込んだ原沢さん。移住して間もない彼女が今、仕事や生活の中で感じることをお聞きしました。

  • 原沢 藍子さん(左)
  • 群馬県みなかみ町 出身
  • 村民歴 2ヶ月 ※2021年2月時点

上野村に来たきっかけは?

 2021年の1月に、転職で上野村に来ました。出身は群馬県のみなかみ町です。農業系の専門学校で農業の六次産業化などを勉強して、卒業後は東京の百貨店に就職しました。でも、すぐに世の中はコロナ禍になってしまいました。そんななかで、専門学校時代に上野村の農産物加工センターの取り組みについて、講義で聞いたのをずっと覚えていて、「やっぱり食品開発の仕事に携わりたい!」と思うようになったんです。それで、農産物加工センターの求人を調べてみたのですが、職員の募集はしていませんでした。ただ、ホームページに電話番号が載っていたので、電話したらどうにかなるかな、とダメもとで電話をしたら、「見学に来ませんか?」と言っていただき、就職が決まりました。

 実際に移住してみると、私の実家のみなかみ町も田舎ですが、上野村はさらに田舎で、時間がゆっくり進んでいる感覚があります。東京で働いていたときは、みんな早足で歩いているし、通勤だけでも疲れていたけれど、上野村だとのんびり過ごすことができています。

 

上野村のゆったりとした自然

お仕事について教えてください

 上野村農産物加工センターで、食品の製造や商品開発のサポートなどをさせてもらっています。ここではレトルトカレーをはじめとするいろんな上野村の加工品を作っており、商品は道の駅などで販売しています。職員の方は私を含めて5~6人です。私と同年代の女の子が一人いて、あとは私の母親くらいの年齢の先輩方です。皆さんすごくやさしくて、本当に居心地のいい職場です。

 私はまだ上野村の特産品についてあまり知らないので、これから勉強して、村のおいしいものを活かせるような商品を開発できたらいいなと思っています。上野村に来ないと買えないもの、それを買うために上野村に来たいと思うような加工品を開発し、商品化されることが目標です。

 

上野村農産物加工センターの様子

上野村の特産品を使ったカレー

休みの日は何をしていますか?

 休みの日は、あまり家から出ないですね。まだ来たばかりで、職場以外の方と触れ合う機会はほとんどありません。趣味は、高校時代から続けているそば打ちです。上野村に道具を持ってきていないので、今はできていませんが、月に1回実家に帰ったっときに、時々打っています。買い物は実家に帰ったついでに1カ月分の食料品や生活用品を買いだめしています。

やりたかった仕事ができていかがですか?

 今の職場の皆さんがいい人だからというのもあるんでしょうが、環境が本当にいいので毎日楽しく過ごしています。ここで働かせてもらっていることが幸せですし、ずっとやりたかった商品開発の仕事に携われていることも楽しいです。新しい環境なので、大変なこともあるのかもしれないけど、好きな仕事なので、大変だと感じることはありません。上野村に来てよかったな、と思いながら、毎日幸せに過ごしています。